高専に入学したメリット

お久しぶりです。ガキです。

僕は実は高専卒なんですよね。国立大学に行くことができたのも高専から編入しかたらなんですよね。そんな高専についてのメリットを書いていこうと思います。結論から言うと言ってよかったですが、注意点もありです。

高専とは

工業高校のように1年生から専門知識を学ぶことができ、なお一般教養、専門教養ともにレベルの高い授業を受けることができる。5年生であり、3年で高校卒業することもできる。5年間で高校3年+大学4年分のレベルの勉強をすることになるため、企業や大学から高い評価を得ている。

(※商船学科のみ5年6ヶ月)

就職有利、国立大学行きやすい

僕は高専を卒業し国立大学に編入しましたが、受験科目が英語と数学や物理(化学)、専門科目の理系科目のみで受験できるため、受験勉強にあまり時間を費やすことなく国立大学に行くことができるのでコスパがいいです。中には東大や京大、東工大、阪大に行っている方もいます。

また、高専卒として就職している方も多く、JR東日本東京電力などの大手インフラ系企業や、キヤノンソニーなどの大手メーカーへの就職も高専からの推薦で、普通に大卒でエントリーシート書いて応募するよりも行きやすいです。

女子は少ない、ヲタクが多い

学科によっても差がありますが、電気系や機械系の学科では女性の人数が0人のクラスもあるほど少ないです。思春期の時期に男女の関わりがないことは、大人になってからとてもハンデになると感じています。そんな環境のため、クセの強い人が多いので楽しいです。僕は寮生活でしたが、部屋にアイドルのグラビア写真やアニメ写真を飾っている学生が多くいました。

中学生にして人生を半分以上決めている

高専受験時に学科を決めて受験する高専がほとんどのため、中学卒業時に機械系か?電気系か?建築系か?と学ぶ専門科目を決める必要があるため、就職先や編入大学の学科をほとんど決めてしまうことになります。しかし大学編入で学科を変えることもできます(1年留年するかもしれませんが)。僕の先輩で高専3年で1年浪人して医学部の大学へ入学した方もいます。

広き入口、狭き出口

推薦入試で多くの学生を合格させたり、希望学科を第2希望まで出せたりするので、入学はそんなに難しくはないと思います。もちろん落ちている方も多くいます。

しかし、卒業するまでの道のりは険しいです。勉強の難易度、専門科目の暗記の量、普通科高校の次元ではないと思います。一部の天才と呼ばれる人は一夜漬けで余裕のようですが、僕はテスト週間2週間前から勉強してなんとかついていきました。60点以下だと単位を取得できず、大学編入の単位振り替え時に不利になります。

高専卒という特殊な肩書きを手に入れることができる

全国で1年に1万人ほど高専に入学している。普通の高校に行く人約100万人ほどとのことで、100人に1人の存在と言える。そんなマイナーな存在だからこそ、一部の知っている方から評価されるし、高専生同士の木津奈が強いのだと感じます。

中学卒業時点で、特に人生やりたいことなくていいところに就職したい人や、レベルの高い友達と切磋琢磨したい人にはおすすめしたいです。また、高専を選んで失敗したとしても人生は100年時代と言われているので、少しずつ自分の目指している方向に進んで行って欲しいと思います。